外国人の仕事=翻訳・通訳で不許可続出

ホテルや旅館にて、外国人人財の採用が加速しています。

留学生を狙って、日本語学校や大学などに行き、
卒業生をリクルーティングしてくるパターンや
派遣会社などからくるスタッフが学生であった場合などは、
その人柄や仕事内容を見て、個別に声をかけての採用に励んだりと、
様々な手法があろうかと思われます。

どういう形であれ、合法的に就労を可能とするビザが
きちんと取得できれば問題ありませんが、
このビザの取得において、
おそらく皆様大変なご苦労をされていらっしゃることと思われます。

そして、ことホテル、旅館においての就労ビザともなれば、
「技術・人文知識・国際業務」のビザでしょう。

この在留許可の申請については、
担当者ご自身で大変な思いをしながら自社で直接申請手続きを手伝ってあげるところと、
業者に依頼して手続きを進めてもらうところと、
大きく二通りあります。

特に前者ですが、無事に許可が出れば本当にラッキーです。
何度も入管に行き、時間ばかりがかかり、
結果、採用したい留学生のビザが切れてしまい、採用を逃したなんてことも。
そして、後者であっても、この業界の機微に不慣れな場合、
いくら先生と名がつくお仕事をされていたとしても、
なかなかに難しく、結局何が答えなのかがわからない場合が多くあります。

以下、専門でお仕事されていらっしゃる、ある行政書士の先生のコメントです。

引用先:行政書士セイント総合法務オフィス
http://seiko-visa.com/423

以下、忘備録的に引用記載させていただきます。
注:当方とこちらの行政書士の先生とは一切お付き合いなどはございません。

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外国人の仕事=翻訳・通訳で不許可続出

また、残念な再申請のご依頼がありました。

専門学校しか卒業していない外国人を雇うための職務内容を
「翻訳・通訳」にして不許可になってしまったケースです。

就労資格への変更の申請書類は4枚必要ですが
3枚目の「所属機関作成用」に担当させる職務内容の
チェック欄があります。

実は、ここが一番大事なところなのですが
外国人だから~と安易に「翻訳・通訳」にチェックを入れて
不許可になる事例が後を絶ちません。

翻訳・通訳は、「技術・人文知識・国際業務」
のうちの「国際業務」にあたります。
「国際業務」分野の在留資格の職種の具体例は、

貿易取引業務
翻訳・通訳
語学の指導
デザイナー
宣伝・広報業務
などです。

学歴要件はなく、実務経験3年以上で仕事に就くことができますが
特例として、『大学卒業者』で、職種が『翻訳、通訳、語学教師』である場合に限り、
実務経験は「なくてもよい」
となっています。

これは裏を返すと、実務経験がない場合は
大学卒業者でなければ「翻訳・通訳、語学教師」にはなれない。
⇒ 専門学校卒業生では、ダメ。
ということです。
(翻訳・通訳を専門的に教えている専門学校ですと可能性はあります。)

最近増加している専門学校留学生は、履修科目に沿った業務内容に就く
必要があります。

安易な自己申請で不許可になる前に。

ご相談ください。

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引用終わり。

ホテル、旅館側のお気持ちはよくわかります。

受け入れる側も当事者として、当事者であれば直接申請は可能ですので、
コストはかけずに済むところは、かけるべきではないでしょうし、
当事者意識をもって受け入れ責任を果たす姿勢はとても大切です。

でも、財務に税理士がいて、労務に社労士がいるように、
専門のプロに任せていなくては、そもそもの『採用』という目的が達成できません。
前述をご覧いただいてもお分かりのように、在留資格取得上のポイントは、
そうそう理解しきれるものではないからです。

だって、以前はコレで通ったじゃないか、などのご不満もあることでしょう。
でも、それは、以前の方はたまたま何らかの諸条件をクリアできていたからに
他ならないということです。

当方の経験則から、付け加えさせていただきますと、
留学生としてビザ申請出した際の履歴書の経歴と、
前述の就労ビザ申請時の経歴が違う場合も、少なからずあります。
目の前の留学生ビザを取るために、
母国で詐称して申請を出してしまっているケースもあるためです。

申請時には、その経歴なども当然、以前と同じ年月日でなくては書類に疑義が生じますし、
無論、今一度、卒業証明、在学証明、就労証明、資格証明なども再度付け合わせて、
立証、申請が求められます。

他にも、いくつか複合的に問われるポイントもまだまだあります。

日本の常識が通用しない外国人を、日本の常識に合わさせないといけませんので、
どれだけ出来が良く採用したい人財であったとしても、
パズルが組み上がらないと、必要なピースがそもそもかけていると、
採用はままなりません。

逆を言えば、色々とポイントをわかったうえで、
レールをひいて、そのレールに乗ってくる人財の中から良い子を採用することで、
最後のビザのストレスを軽減することが可能となります。

当然、現実的にコストパフォーマンスなども合わせたうえで。

何にせよ、外国人の採用においてのビザ申請には、
十分、お気を付けくださいませ。

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